Highpitch and wide Wobble and Roll・ベイスンガイド45S/55S/55SS
「CrankBait mechanics application(クランクベイトメカニクス)」でベイスンガイドが手に入れた”ハイピッチ”で”ワイド”なアクション。
この「”ハイピッチ”で”ワイド”なアクション」とは基本アクションがどういう状態になっているか?ということで、アクション自体の性質とは別の話しとなります。では、このアクション自体の性質とはどう言うモノで何が「ハイピッチでワイド」になっているのか?少し詳しく記載してみます。
ベイスンガイドの基本アクションは「ウォブンロールアクション」です。これは左右にボディーを振る”ウォブルアクション”とボディー中心を軸に左右に回転する”ロールアクション”を組み合わせたアクションです。
このウォブンロールアクションを通常より大きく左右に揺りつつ、大きく回転させるアクションが「ワイドウォブンロール」です。この「ワイドウォブンロール」をハイピッチ(早く)で動かすと「ハイピッチワイドウォブンロール」となります。
では、このハイピッチとはどのような状態を指すのか?それは平均的なミノーに比べ、リールを1回転させた際のアクションの回数が多い状態を指します。
分かりやすく例えると「平均的なミノーはリール1巻きで4回のアクションをする」と仮定すると「ハイピッチアクションではリール1巻き(同じ速度)で8回や10回など」通常よりも多くアクションする性能を指します。
通常、この様に回転数を上げるとアクションの稼働範囲(ウォブルの振り幅とロールの回転角度)が小さくなりやすいのですが、ベイスンガイドシリーズでは「CrankBait mechanics application」の採用により”ハイピッチ”でもワイドなアクションを損なわないアクションバランスを獲得しています。
また、このアクションバランスは、ボディー本体のウェイトバランスとも相まって、アクションの破綻を抑えています。
通常、ワイドアクションのルアーはダウンストリームの中をハイピッチ(早く)で引くとリップやボディーに受ける水圧が限界を越え水流を捌ききれなくなることが多くあります。その結果、アクションが破綻しバランスを崩したルアーが水面から飛び出すなどの問題に発展します。
ベイスンガイドの高いバランス性能はダウンストリームの高水圧を捌き、アクションの破綻を抑えているため、安定したアクションを極限まで保持しています。